【2025年用】年賀はがきの販売・送付期間と年賀状の困りごと解説
2025年の年賀状として使う年賀はがきは、2024年11月1日より販売中です。郵便局では2025年1月10日まで販売としていますが、売り切れることもあります。必要なら早めに手配しましょう。
個人間で送り合うの年賀状だけでなく、ビジネスシーンでも年賀状は使われます。事務の仕事のなかには年末の業務として、年賀状作成が発生する方もいるのではないでしょうか。取引先や顧客に出すビジネス用の年賀状も早めに準備し、元旦に届くよう段取りしたいものです。
今回は年賀はがきの販売期間や年賀はがきの種類、ビジネス年賀状の作り方を紹介していきます。年賀状に関して「こんなとき、どうしよう?」というシーンでの対処法も取り上げているので参考にしてください。
2025年の年賀はがきは2024年11月1日~2025年1月10日まで販売
2025年の年賀はがきは、2024年11月1日より販売しています。
郵便局の窓口では2025年1月10日まで販売となっていますが、売り切れることもあるため、早めに手配したいものです。郵便局のネットショップは2024年12月23日までの販売となっている点も注意しましょう。
取引先や顧客に出すビジネス用の年賀状を用意するなら、元旦に届くよう手配したいものです。年賀はがきを購入するだけでなく、送付先をリストアップし、ビジネスシーンに適した年賀状のデザインを印刷する手間も発生します。
ビジネス年賀状の作成を任されている方は早めに手配し、安心して新年を迎えられるようにしましょう。
2025年の元旦に届けたいなら2024年12月15日~2024年12月25日までに投函
年賀状を送るなら、元旦に届くようにしたいもの。郵便局では例年、元旦の配達を希望するなら12月25日までの投函を呼びかけています。
B to B事業を展開する企業の場合、顧客の会社や事務所にビジネス年賀状を送ることになります。顧客の会社や事務所も元旦は年末年始で休業しているなら、元旦に届いたか相手に分からないこともあるでしょう。
一方、B to C事業を展開する企業の場合、顧客は一般消費者です。ビジネス年賀状が個人の自宅に届くため、元旦に届いた方が良い印象を与えられるでしょう。
また、年賀状の投函時期で注意したいのは、投函が早すぎる場合も元旦に届かなくなることです。
例年、年賀状の受付は12月15日からであり、それより早く投函すると普通の郵便物として扱われます。つまり、年が明けてからではなく年内に普通の郵便物と共に配達されて、年賀状としての意味がなくなってしまいます。
2025年1月1日の配達で相手に届けたいなら、2024年12月15日~2024年12月25日の間に出しましょう。
お年玉くじの抽選は2025年1月20日
お年玉くじは、年賀状のお楽しみ要素として心待ちにする人も多いでしょう。
2025年の年賀状のお年玉くじ抽選は2025年1月20日です。賞品は以下のものが用意されています。
1等(100万本に1本) | ・現金30万円 ・電子マネー31万円分 ・2024年発行特殊切手集&現金20万円 から、いずれかを選択 |
2等(1万本に1本) | ふるさと小包 |
3等(100本に1本) | お年玉切手シート |
特別賞(10万本に3本) | 大阪・関西万博ペアチケット |
※特別賞の当選は大阪万博の寄附金付き年賀はがきのみ
お年玉くじの引換期間は2025年1月21日~2025年7月22日まで
お年玉くじが当たっていた場合、当選した年賀はがきを郵便局へ持っていくと、賞品との引き換えができます。
お年玉くじの賞品引換期間は2025年1月21日~2025年7月22日までです。この期間を過ぎると当選していても交換できないため注意しましょう。
なお、会社宛の年賀はがきでお年玉くじに当選した場合、賞品引換の際に会社関係者と証明できる物の提示を求められることがあります。郵便局では、会社名の入った健康保険証や登記簿謄本を証明書類の例に挙げていますが、ない場合は名刺と運転免許証(本人確認書類)の組み合わせでも対応しているようです。
郵便物の発送や受け取り、買い置きの切手購入などを事務の仕事としてやっていましたが、事務タヌキの場合はお年玉くじの賞品引換で証明書の提示を求められたことはないですね……
まぁ、お年玉切手くらいしか当たったことがないので、1等当選の場合だと確認されるのかなと思います。
あと、ほぼ毎日、最寄りの郵便局に料金後納便で郵便物を出しに行っており、顔なじみになっていたから、わざわざ確認書類の提示を求めるまでもなく会社関係者と認めてもらえていたのかもしれませんね。
年賀はがきの種類
年賀はがきにはいくつかの種類があります。ビジネス年賀状を作成する場合は、無地タイプが無難で使いやすいかと思いますが、シーンに合せて適したものを選ぶと良いでしょう。
無地タイプ
キャラクターとのコラボデザインや広告、寄附金などがなく、まっ白なはがきの裏面(文面)に、好きなように印刷して年賀状を作れるタイプです。
ビジネス年賀状なら、無地タイプの年賀はがきを使うのが一番無難ではないでしょうか。
ただし、紙質に違いがあるので、使用するプリンターや年賀状のデザインに合わせて選びましょう。
無地の年賀はがき | 普通の郵便はがきと同じ紙質 | 85円 |
無地(くぼみ入り)の年賀はがき | 目の不自由な人がはがきの表裏、上下を判別できるようくぼみが入っている 紙質は普通の郵便はがきと同じ | 85円 |
無地(インクジェット紙)の年賀はがき | インクジェットプリンターでの印刷に適した紙質 レーザープリンターには向かない | 85円 |
無地(インクジェット写真用)の年賀はがき | インクジェットプリンターでの印刷に適し、写真のような光沢ある仕上がりにできる レーザープリンターには向かない | 95円 |
年賀状印刷を外注せず、事務所のプリンターで印刷する場合、プリンターに合う紙質の年賀はがきを選ばないとトラブルの原因です。
プリンターには、インクジェットプリンターとレーザープリンターがあります。印刷の使うインク(レーザープリンターは厳密にはインクではなくトナー)が違います。
インクジェット紙やインクジェット写真用の年賀はがきは、インクジェット紙での印刷に適した加工が施されています。
そのため、インクジェットプリンターに適した加工が施された用紙をレーザープリンターで使うと、キレイに印刷できないばかりか、汚れや故障を誘発する原因です。
年賀状印刷に使うプリンターがレーザープリンターの場合、インクジェット紙やインクジェット写真用の年賀はがきを選ばないようにしましょう。
キャラクターデザインタイプ
2025年の年賀はがきでは、ディズニー年賀(インクジェット紙)が1枚85円で販売されています。はがきの表面(宛名面)にミッキー・ミニーの姿があり、裏面(文面)は無地です。
デザインの可愛らしさから人気のある年賀はがきですが、ビジネス年賀状には向いているとはいえません。ただし、顧客個人が好むキャラクターのデザインなら、喜ばれる可能性はあるでしょう。
広告付きタイプ
一部の地域では、表面(宛名面)に企業などの広告が入った年賀はがきを販売しています。広告が入るため、ほかの年賀はがきとくらべて少し安く、1枚80円です。
他社の広告が入るため、ビジネス年賀状には不向きです。
寄附金付きタイプ
購入すると寄付できる年賀はがきも販売されています。通常の年賀はがきの代金に寄附金が上乗せされ、1枚90円です。
寄附金は社会福祉や環境保全の活動に使われています。
また、2025年は大阪万博への寄付ができる、寄附金付き年賀はがきが販売されています。
絵入り・デザインタイプ
はがきの裏面(文面)にイラストやデザインが入った年賀状もあります。寄附金付き年賀状も裏面(文面)に関連した絵柄や地域の風景などが入っています。
コンビニや事務用品店などで、年賀状の裏面(文面)にイラストや文章が印刷されたものを売っているのを見ることもあるでしょう。わざわざ年賀状のデザインを作らなくて良いため便利な存在ですが、年賀はがきの代金に印刷の代金も上乗せされています。
ごく小規模な会社であり、ビジネス年賀状を出す相手も限られるなら、印刷済みの年賀はがきを使うのも方法のひとつです。
POST&GIFT
郵便局のPOST&GIFTは、年賀状として新年の挨拶状を送付でき、相手へのギフトも届けられる賞品です。620円、1,120円、5,500円の3種類が展開されており、受け取った相手は金額相当分の選べるギフトが受け取れます。
離れて暮らす相手への贈り物を兼ねた年賀状ですが、顧客個人へのギフトとして活用する方法もあります。
年賀便切手
はがきだけでなく、切手にも年賀状用のものがあるのをご存じでしょうか? はがきではなく封書で年賀状を送りたい場合や、はがきの重量では送れない年賀状などに使えます。
110円・85円と、お年玉くじに対応した113円・88円があります。
販売期間は年賀はがきと同じく2024年11月1日~2025年1月10日まで(郵便局のネットショップでは2024年12月23日まで)です。
こんな時どうする?年賀状の困りごと
ここからは、年賀状の準備や出したあとに起こり得る、困りごとへの対処法を解説します。
年賀はがきが売り切れていたら?
「ビジネス年賀状の作成を指示されたものの、郵便局に行ったら年賀はがきが売り切れていた!」
あるいは
「年賀はがきが足りなくなったので、追加購入しようとしたら郵便局に在庫がなかった!」
こんな場面に遭遇すると「どうしよう!?」と不安になります。
早い段階から年賀状作りの指示を受けていれば余裕を持って買いに行けますが、指示されたタイミングが遅いとこういう事態に陥るかもしれません。
この場合
- 年賀はがきの在庫が残っている店舗を探す
- 年賀はがきを使わずに年賀状を出す
以上の対処法が考えられます。
年賀はがきの在庫がある店舗をすぐ見つけられると良いのですが、地域によっては難しいこともあるでしょう。郵便局に限定せず、年賀はがきを扱うコンビニや事務用品店などを回る方法もありますが、労力を使うかもしれません。
何店も巡ったにもかかわらず、結局年賀はがきが手に入らなかったとなれば徒労に終わります。
なので「年賀はがきを使わずに年賀状を出す」という選択肢も考えてみてください。
先ほど紹介しましたが、郵便局では年賀状向けの切手も販売しています。年賀はがきが売り切れていた場合、年賀切手を使って年賀状を出すのも方法のひとつです。
ただし、年賀切手はお年玉くじ付き・くじなしがあるので注意しましょう。
また、年賀切手も手に入らないなら、通常の郵便はがきでも年賀状を送ることは可能です。85円の郵送代を負担すれば、ポストカードやはがきサイズの用紙に印刷した年賀状も送れます。
年賀はがきを使わずに年賀状を出す場合、切手を貼る部分の下に赤字で「年賀」と書きましょう。書いていないと、通常の郵便物として扱われ、年内に配達されてしまいます。
年賀はがきを書き損じたら?
年賀状を作っていたら、プリントミスや宛名の間違いなど、書き損じが起きることもあるでしょう。
書き損じた年賀はがきは、手数料を支払うと郵便局で新しいものと交換できます。
手数料は1枚あたり6円です。失敗したからと処分してしまうと、年賀はがき1枚分の代金が丸ごとムダになってしまうので注意しましょう。
ただし、年賀はがきの書き損じ分を、翌年以降の未使用年賀はがきと交換することはできません。通常のはがきや切手などへの交換は可能です。
年賀状を出していない相手から届いたら?
年が明け、仕事始めの際にはポストにもたくさんの年賀状が届いている会社や事務所もあるでしょう。どこから届いたかをチェックしていると、こちらから出していない相手から年賀状が届いていたと気づくことも……。
もし、出していない相手から年賀状を受け取った場合は、年賀状をもらったお礼と、挨拶が遅れた旨のお詫びを添えた年賀状を出しましょう。
ただし、1月7日を過ぎると、年賀はがきを使っても通常の郵便物として扱われます。また、一般に松の内を過ぎると「寒中見舞い」を送るため、年賀状としての内容で挨拶を送るのは適しません。
気づいた時点で速やかに、適した方法で対処し、翌年年賀状を送る際の送り先にも加えておきましょう。
年賀はがきが余ったら?
年賀状を用意するとき、書き損じや送らなかった相手からもらった場合の返信用に、年賀はがきを多めに買うことがあると思います。そして、ちょうどよく使い切れず、あまりが出ることも珍しくありません。
余った年賀はがきは書き損じた時と同じく、郵便局で手数料を支払えば、切手やはがきと交換可能です。交換できる商品は、ミニレターやレターパックなどもあります。
通常のはがきや切手と同じく、年賀はがきも金券と同等に扱われるものです。余ったからと未使用の状態で廃棄するのは会計上の問題が発生するため、事務所でよく使うものと交換して有効活用しましょう。
なお、年賀はがきは年賀状シーズンが過ぎてから、普通の郵便はがきとして使うこともできます。ただし、ビジネス用途での挨拶状などには不向きな方法です。
事務歴十数年のたぬきです。
就職氷河期で苦しみ、合わない仕事に疲れ、転職して事務職に就くも会社倒産。再就職先がブラック体質で心を病み……持ち直して事務の派遣で仕事に復帰したのち直接雇用となるも、仕事量と給与のバランスに納得できず、組織に属することを諦めました。
現在、フリーライターとして死なない程度に生きてます。
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